紺野美沙子UNDP親善大使がブラジルにおけるコロナ対策を支援

2021年2月26日

Photo: UNDP Brazil

ブラジルでは、米国、インドに続き新型コロナウイルスの感染者が一千万人を超え、感染増加に歯止めがかからない状況にあります(2021年2月18日現在)。ブラジル北東部のピアウイ州沿岸地域にあるブリティ・ドス・ロペス村(人口19,780人)では、新型コロナウイルス感染症の流行により、地元の仕立て屋を含む、多くの世帯が収入を失いました。この状況を打開するため、国連開発計画(UNDP)ブラジル事務所では、紺野美沙子UNDP親善大使からの寄付を活用し、地元職人グループによるマスクの生産を行いました。この活動はウイルス感染防止対策を推進するだけでなく、収入を失った家庭の経済的支援にもなっています。

ブリティ・ドス・ロペス村の職人協会に所属する仕立て屋20名は、世界保健機関(WHO)の基準に沿ったマスク制作に関する訓練を受け、計38,000枚のマスクを生産しました。これらのマスクは、保健所を通じて、新型コロナウイルスの被害が最も大きいピアウイ州内の16自治体の脆弱な家庭に配布されました。また、州政府とUNDPは、新型コロナウイルス対策に関するリーフレットもマスクとともに無料配布しました。リーフレットでは、マスクの正しい装着方法や頻繁な手洗い・アルコール消毒の重要性を分かりやすく説明しています。

自宅でマスクを作っている様子

個人用防護具(PPE)を製作している様子

ブリティ・ドス・ロペス村で生産されたマスクを受け取った、同村保健所のシドニー・フルタド氏は「村の貧しいコミュニティに届けるマスク1,000枚の寄付をいただき、大変嬉しく思います。パンデミックを収束させるためには、私たちは団結しつづける必要があります。UNDPを含め、私たちを支援しているすべての人たちに感謝します。」と述べました。


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紺野美沙子UNDP親善大使からのメッセージ

コロナ禍は世界の中で最も弱い立場にいる人々、貧困層の子どもたち、女性、高齢者をより厳しい状況に追い込んでいます。

失業にあえぐ人々も増え続けています。

今、最も有効な支援は皆さまからの募金です。少額でも関心を持って下さる方が増えればそれは大きな力になります。世界中に現地事務所を持ち、人々に大きな信頼を得ているUNDPだからこそ、皆さまのご支援を迅速に活用することができます。

募金へのご参加をどうぞよろしくお願いいたします。

紺野美沙子