次世代リーダーの育成: UNDPとパソナグループの戦略的パートナーシップがグローバルフェローにもたらす恩恵

2024年10月10日
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UNDP Africa

2024年7月4日、アディスアベバー国連開発計画(UNDP)アフリカ若手女性リーダー(AfYWL)フェローシッププログラムは、パソナグループの淡路ユースフェデレーション(AYF)と連携し、58名のグローバルフェローを対象に、リーダーシップとネットワーキングスキルを強化する画期的なバーチャルワークショップを開催しました。このイベントは、国際協力を促進し、個人およびキャリアの成長に不可欠なスキルを養うための重要なマイルストーンとなります。

この対話型ワークショップには、フェローシップに新たに参加した36名のUNDPのアフリカ若手女性リーダー(AfYWL)フェローと、プログラム終了を控えた22名の淡路ユースフェデレーション(AYF)フェローが参加しました。セッションは、フェローシップ期間中およびその後のキャリアで不可欠なネットワーキングスキルを身につけることを目的として設計されました。

UNDPとパソナグループの共同の取り組みは、アフリカ、日本、その他の地域の参加者間で強固なネットワークを構築し、ベストプラクティスを共有することを目指しています。このプログラムを通じて、フェローたちがグローバルなビジネス環境に適応し、異文化交流を促進するために必要なスキルを提供し、若者のエンパワーメント、リーダーシップの育成、そして持続可能な開発目標(SDGs)やアフリカ連合のアジェンダ2063に貢献します。

このワークショップは、beVisioneers: Mercedes Benz Fellowshipのプログラムディレクターであるチエッザ・ムツァカ・スカイム氏が進行を務め、リーダーシップの主要な特性や効果的なネットワーキング技術、そして魅力的な自己PRの作成に焦点を当てました。フェローたちは、グループ活動やストーリーテリング、ロールプレイを通じてこれらのスキルを実践的に学びました。

ワークショップでは、インタラクティブな議論や経験の共有を通じて、相互学習や協力が強調され、フェローたちはLinkedInの機能やベストプラクティスを学び、オンラインでのプレゼンスを向上させ、仲間とのつながりを強化しました。

セッションの冒頭で、AYF会長兼パソナグループシニアエグゼクティブアドバイザーのエリザベス・マサムネ氏が、「パソナグループとしてこの取り組みに参加できることを非常に嬉しく思います。このプログラムが皆さんのスキル向上だけでなく、持続的なつながりを築き、フェローシップを通じて素晴らしい経験を提供できると確信しています」と述べました。

UNDPアフリカ局の地域プログラムコーディネーターのジデ・オケケもフェローシップの重要性を強調し、「このフェローシップは、皆さんがキャリア面だけでなく個人的な課題にも対処できる支援ネットワークを築くことを目指しています。ぜひこの機会を最大限に活用し、長期的な関係を構築し、パートナーシップと協力を強化してください」と述べました。

さらに、UNDPアフリカ局のTICADパートナーシップ専門官の近藤千華は、「アフリカ開発会議(TICAD)は、日本とアフリカ、そして世界中のコミュニティとのパートナーシップを促進してきました。30周年を迎えた今、UNDPはその使命を進化させ、若者のエンパワーメントとリーダーシップの育成に力を入れています。若者に投資し、彼らのリーダーシップスキルを育てることで、未来に向けた貴重な資産を築き上げていきます」と述べました。

このセッションでは、リーダーシップと効果的なネットワーキングについて学びながら、AYFとAfYWLフェロー同士の学び合いと協力の重要性が強調されました。このワークショップの成功により、UNDPとパソナグループが共有する目標である、未来のリーダーとイノベーターの強固なネットワークを構築するという目的がさらに強化されました。

今後、この協力関係は、フェローのリーダーシップ開発と実体験を深め、パソナグループとUNDPのパートナーシップを通じて、フェローシッププログラムの相互成長とイノベーションを推進していく予定です。



アフリカ若手女性リーダー(AfYWL)フェローシッププログラム:

UNDPとアフリカ連合(AU)の共同イニシアチブとして設立されたアフリカ若手女性リーダー(AfYWL)フェローシッププログラムは、アフリカと世界に貢献する若い女性リーダーの新世代を育成し、持続可能な開発目標(SDGs)およびアフリカの「アジェンダ2063」に基づいた開発プログラムの設計と実施を支援することを目的としています。詳細はこちら

淡路ユースフェデレーション(AYF)フェローシッププログラム:

AYFフェローシップは、グローバルな人材を育成し、日本の淡路島に革新的なアイデアを持ち込む多様な若手プロフェッショナルのコミュニティを形成しています。このプログラムは、パソナグループのビジョンに基づき、淡路島をイノベーション、芸術・文化、ウェルネス、地域活性化のグローバル拠点とするためのプラットフォームを提供しています。詳細はこちら

UNDPについて:

UNDPは、貧困、不平等、気候変動などの世界的な課題に取り組む国連の主要な機関です。170カ国以上で専門家やパートナーと連携し、持続可能な解決策を提供するための支援を行っています。詳細は、undp.orgをご覧いただくか、@UNDPおよび@UNDPAfricaをフォローしてください。

パソナグループ株式会社について:

パソナグループは、日本を代表する多国籍企業で、人材サービスに特化しています。1976年に設立され、派遣、正社員の紹介、アウトソーシングなどの幅広いサービスを提供しています。パソナグループは、労働力不足の解消、多様性に富んだ職場環境の促進を目指しており、ジェンダー平等やインクルージョンの推進を含む社会的課題の解決にも積極的に取り組んでいます。また、地域活性化を目指し、淡路島で幅広いイニシアティブを展開しています。


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