今期の年次報告は、開発が機能しているという確証を示すものとなっています。それだけ を見れば、希望に満ちた未来の姿が浮かび上がりますが、私たちがいま手にしているツー ルや知識を考えれば、その見通しをさらに改善できる余地があることも分かっています。 UNDP は、公共財としてのイノベーションとデジタル化の力を活用しています。私たちの アクセラレーター・ラボ・ネットワークは 2022 年、115 か国でイノベーションを支援し、 大気の浄化や人権の擁護、食料安全保障の強化など、多くの前進に寄与しました。デジタ ル・サービスやインフラ整備、オープンソース・ソリューションは、デジタル格差だけで なく、10 億回分を超える新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの迅速な提供 などを通じ、開発格差も縮小させています。