UNDP年次報告書2019年版
UNDP年次報告書2019年版
2020年5月28日
世界最大の開発機関の一つであるUNDPは、170の国と地域に拠点を置き、機会とリスクを予測し、理解し、行動するため最前線に立っています。
未来はかつて描かれていた姿とは違います。たった一つの危機が、1日で世界を一変させ、悲劇的な結末を生むこともあるからです。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)に備え、対応し、そこからの回復を図る中で、各国が取る行動は、未来への公平かつ公正な移行(新たな社会契約)に向けた基盤を作ることになります。この理由から、国連の開発主要機関であるUNDPは、人々が「常態に戻る」ための支援を図っていません。それだけでは不十分だからです。私たちは、持続可能な開発目標(SDGs)を指針としながら、人々により良い状態、すなわち、誰もが信じられる未来、誰一人取り残されない未来に戻ってほしいと考えています。