アフリコンバース 2023年第1回特別編

Event Details
2023年3月16日
午前8時~午前10時(東アフリカ時間)/午後2時~午後4時(日本時間)
ハイブリッド
第8回アフリカ開発会議(TICAD8)が2022年8月にチュニジアのチュニスで開催され、日本政府からは岸田総理が出席し、「人への投資」と「成長の質」に対する日本のコミットメントが強調されました。日本政府は、人間の安全保障の概念を基礎として、公衆衛生促進に対する継続的支援を含む、今後3年間で官民総額300億ドル規模の資金投入を約束しました。
このような日本政府のコミットメントの下、日本政府が10年以上にわたり推進してきた人的資本への投資の一環として、アフリカにおける感染症対策などの医学研究および医療サービスの分野で優れた業績を挙げた個人・団体を表彰する「第4回野口英世アフリカ賞授賞式」が開催されました。
医学研究部門でサリム・S・アブドゥル・カリム博士とカライシャ・アブドゥル・カリム博士(南アフリカ)がHIV/エイズの予防と治療への貢献で評価されました。医療サービス部門では、ギニア虫症の撲滅に貢献したとして、カーターセンター(米国)が代表を務める「ギニア虫症撲滅プログラム」が表彰されました。
2023年3月、日本政府の招聘により受賞者の方々が来日し、受賞の効果を高めるためのアドボカシーや主要な関係者との交流が行われる予定です。今回の受賞者の来日を機に、この度、内閣府、国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)の共催で、「AFRI CONVERSE」(TICADアドボカシー対話シリーズ)特別編を開催します。
このセッションでは、大陸における開発の状況や優先事項の変化、人的資本開発におけるギャップと機会、そして受賞者たちがマルチセクターのパートナーと協力して開拓した投資の成功モデルについて議論する予定です。
栄養、ヘルスケア、質の高い教育、職業、技能といった側面で人々に投資することは、人的資本の発展を助け、極度の貧困を終わらせ、より包括的な社会を作るための鍵となります。人的資本を強化しない限り、各国は持続的かつ包括的な経済成長を達成できず、将来のより高度な技術を要する仕事に対応できる労働力を得られず、グローバル経済で効果的に競争することができないという証拠が数多く示されています。
このダイアログで期待される成果は次の通りです。
- 健康分野に焦点を当てた人的資本開発への投資におけるギャップと機会を見出し、様々な関係者が情報共有すること。
- 受賞者の好事例や教訓を共有し、関係者が取り組むべき将来の行動を導き出す。
- アフリカにおける保健医療分野のレジリエンスを構築するための道筋と、外部パートナー(特に開発機関)の役割について明確にする。
- 野口英世賞が広く支持され、その継続性が認識されるよう、アドボカシーを強化する。
主な登壇者
- サリム・S・アブドゥル・カリム博士 - 野口英世アフリカ賞受賞者
- カライシャ・アブドゥル・カリム博士 - 野口英世アフリカ賞受賞者
- アダム・ウェイス - カーターセンター・ギニア虫撲滅プログラムディレクター、野口英世アフリカ賞受賞者
- メーガン・マーツ - カーターセンター・上級副部長(日本・アジア地域所管)、野口英世アフリカ賞受賞者
- 田和 宏 - 内閣府事務次官
- 黒川清 - 野口英世アフリカ賞委員会委員長、東京大学・政策研究大学院大学名誉教授
- チリツィ・マルワラ- 国際連合大学学長
- 瀧澤 郁雄 - JICA 人間開発部審議役 兼 新型コロナウイルス感染症対策協力推進室長
- レイモンド・ギルピン:UNDPアフリカ地域局チーフエコノミスト兼戦略・分析・調査チーム長
- 藤田由布 - 産婦人科医(元JICA青年海外協力隊)
プログラム
- 午後2時00分 − 午後2時05分 開会の辞
- 午後2時05分 − 午後2時15分 野口英世アフリカ賞紹介
- 午後2時15分 − 午後2時55分 基調講演
- 午後2時55分 − 午後3時45分 パネルディスカッション(40分)
- 午後3時45分 − 午後3時50分 祝辞
- 午後3時50分 − 午後3時55分 総括・閉会
イベント開催概要
- 形 式:ハイブリッド
- 開催日:2023年3月16日(木)
- 時 間:午前8時~午前10時(東アフリカ時間 )/午後2時~午後4時(日本時間)
- 参加費 :無料
- 言 語:英語/日本語 (同時通訳)
- 共催機関:内閣府、独立行政法人国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)