自然共生社会の実現を目指して 〜SATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)とは〜
2024年2月5日
Event Details
13 2月 2024
10:00 - 11:30
オンライン開催(参加登録要)
国連開発計画(UNDP)は、地域社会と連携し、生物多様性と自然資源の持続的利用を促進するため、 SATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)という取り組みを2011年から行ってきました。この取り組みのフェーズ4が、日本の環境省や経団連自然保護協議会からの支援を受け、実施されます。この度、この取り組みの狙いや意義へのご理解を深めていただきたく、環境省及び同協議会とイベントを共催いたします。
COMDEKSは、日本の「里山・里海」のように、人間が自然に手を入れて地域の生産活動等に活かしながら自然と共生する活動を国際的に支援するものです。途上国等における、「里山・里海」と同種の活動の維持・再構築を目指しています。2011年にプロジェクトを開始して以来、世界20ヵ国・216地域のプロジェクトを支援してきており、2023年から第4段階(フェーズ4)に入りました。
2030年までの世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」は、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させることを目標にしています。日本においても、地球の持続可能性の土台であり人間の安全保障の根幹である生物多様性・自然資本を守り活用するための戦略「生物多様性国家戦略 2023-2030」が定められ、自然資本を守り活かす社会経済活動が推進されています。
当日は、“SATOYAMA”の考え方や生物多様性枠組みについて、普段は聞きなれない方にも分かりやすくお話しします。さらに、“SATOYAMA”を実現する取り組みCOMDEKSの全体像や、世界各国の現場における具体的な活動やその成果をご紹介します。
*COMDEKS (Community Development and Knowledge Management for the Satoyama Initiative:コムデックス) は、日本政府が拠出する生物多様性日本基金により2011年6月に開始されたプログラム。実施機関はUNDP。
記
日時: 2024年2月13日(火)10時00分~11時30分
形式: オンライン開催
言語: 日本語 (日英同時通訳)
共催者: 国連開発計画(UNDP)、環境省、経団連自然保護協議会
プログラム
- 開会挨拶
- 経団連自然保護協議会
- 環境省自然環境局
- 基調講演 「SATOYAMAイニシアティブ推進プログラムの取り組みを通じた生物多様性枠組(GBF) 達成への貢献(仮題)」
渡辺綱男 SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI) 事務局長 - UNDPの活動紹介 「COMDEKSフェーズ4に関するUNDPの活動」
- 山本晃子 UNDPアジア大洋州局 環境・エネルギーチームリーダー
- Rissa Edoo, UNDP COMDEKSプロジェクト・マネージャー
- 地域コミュニティ代表者による活動紹介
- コスタリカ 「ヘスス・マリア川流域の生態系回復に対するプロジェクトのランドスケープ・アプローチ」
Carlos Espinoza, OECMおよびSEPLSの技術コンサルタント
Ana Yancy Jimenez Cordero, 環境教育と緑のコリドー(国家保全地域システム) サンラモン事務所 - カンボジア 「ストゥン・シェムリアップ流域におけるプロジェクトでのCOMDEKSの経験」
Ngin Navirak, 小規模無償プログラムの国際コーディネーター
Sou Socheath, Live and Learn Cambodia常務取締役
- コスタリカ 「ヘスス・マリア川流域の生態系回復に対するプロジェクトのランドスケープ・アプローチ」
- 質疑応答
- 総括
- David Cooper, 生物多様性条約(CBD)事務局長代行
- 山口しのぶ 国連大学 サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS) 所長
- 閉会
ハジアリッチ秀子 UNDP駐日代表