【TICAD閣僚会合テーマ別セッション】アフリカ-日本 ユースドライブ:私たちが望む未来の共創
2024年8月8日
Event Details
24 8月 2024
9:00 AM - 11:00 AM (JST)/ 3:00 AM - 5:00 AM (EAT)
ハイブリッド形式(一般参加はオンライン配信のみ)
アフリカの人口構成は特に若年層が多く、2020年の中央値は19.7歳で、北米の38.6歳や欧州の42.5歳よりもはるかに若いです。この活気ある若年層は、社会進歩と変革の重要な推進力として注目されています。2015年に採択された国連の「2030アジェンダ」は、より良い未来を形成する上で若者のリーダーシップと多様な才能の価値を強調しています。2024年9月22日~23日に開催される国連未来サミットでは、若者および将来世代のテーマを含む「未来のための協定」が採択される予定です。このサミットは、持続可能な開発目標の達成に向けて若者の視点と革新的なアイデアを融合する極めて重要な機会となります。
同様に、日本はアフリカ開発会議(TICAD)を通じて、アフリカの繁栄、強靭的な社会、平和と安定のための協力関係の実現のために積極的に関わってきました。若者の参画の必要性が高まる中で、30年以上の歴史を持つこのプラットフォームを活用して、アフリカディアスポラネットワークジャパン(ADNJ)とアフリカアジアユースネスト(AAYN)は、未来の主要な設計者である若者の声を発信するために活動しています。国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)、国連ボランティア計画(UNV)の支援により、これらの組織はアフリカと日本の若者のつながりを強め、力を与え、協力的なパートナーシップを育むための政策提言と行動計画を開発しています。
このテーマ別セッションでは、変革の触媒としての若者の役割を強調します。合わせて、日本とアフリカの青少年が参加し、彼らが望む未来を描いたフューチャーデザインワークショップを基軸としています。これは世代間の対話のためのプラットフォームを提供し、TICAD9に向けた政策提言と行動計画の策定に貢献します。そしてアカデミア、民間セクター、起業家コミュニティ、地域密着型組織のシニア代表と共に、日本とアフリカの若者の間で建設的な交流を促進します。
イベント概要
タイトル:アフリカ-日本 ユースドライブ: 私たちが望む未来の共創
日 時:2024年8月24日(土) 9:00 AM - 11:00 AM (JST)/ 3:00 AM - 5:00 AM (EAT)
会 場:ハイブリッド ホテルニューオータニ東京(ZOOMによるオンライン配信あり)
言 語:英語、仏語、日本語(同時通訳あり)
共 催 者:
- アフリカディアスポラネットワークジャパン (ADNJ)
- アフリカアジアユースネスト (AAYN)
- 国際協力機構 (JICA)
- 国連開発計画 (UNDP)
- 国連ボランティア計画 (UNV)
参加登録:
オンライン配信: こちらから登録をおねがいします
※対面参加者はユース代表に限るため、一般参加はオンライン配信のみとなります。
プログラム:
時間 | 内容 |
---|---|
9:00 – 9:04 | 開会挨拶: 外務大臣政務官 |
9:04 – 9:05 | 私たちが望む未来: 動画上映 |
9:05 – 9:10 | 若者の力: TICAD9 ユース提言プロジェクトの代表: - デイヴィッド・ポンデウ氏 ADNJ 会長 |
9:10 – 10:55 | 未来トーク: 世代間パネルディスカッション - 変革者としての若者への投資・育成 若者へのメッセージ:南部靖之氏 株式会社パソナグループ代表取締役グループ代表 |
10:50 – 10:55 | ショータイム: 日本とアフリカの文化融合ショー |
10:55 – 11:00 | 閉会挨拶: 安藤直樹氏 (独)国際協力機構(JICA)理事 |
登壇者一覧
MC
カルギ・ウィニー氏
コーポレート・コミュニケーション・ストラテジスト
ケニア国土委員会(National Land Commission)でコミュニケーション・スペシャリストとしてデジタル土地管理の推進に注力し、土地利用計画戦略の策定にも携わる。また、ケニア青少年省のケニア青少年雇用機会プロジェクト(KYEOP)でコミュニケーション・オフィサーとして職業訓練の強化や新規起業家への事業助成金アクセス促進に取り組み、国家青少年政策の見直し戦略にも関与。現在、東洋大学で都市計画を専攻し、地域開発学の修士号取得中。
パネリスト
グウェイ・マイケル・ワワ氏
ワンダプレップ合同会社CEO/設立者
フューチャー・アフリカ・リーダーズ・フォーラム大使としてカメルーンの若者支援を行い、YESTで18,000人以上を支援。2020年に「フューチャー・アフリカ・リーダーズ・アワード」を受賞し、2023年からイファルジェンス・テックでデブオプス・テック・リード。ブエア大学で学士号と修士号を取得。
藤岡幸絵氏
平和構築専門官(UNV), UNDPガンビア事務所
2024年3月から平和構築専門官(UNV/平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業)として行政機関の立ち上げやYouth, Peace and Securityの国家行動計画策定に従事。2022年9月から2023年12月まで南スーダンのNGO Reach Alternativesで女性と若者の育成を担当。2020年6月から2022年8月までJICAでLNOBアジェンダの評価基準に関与。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院でMSc、国際基督教大学で学士号を取得。
西島杏実氏
アフリカ・アジア・ユース・ネスト(AAYN)創設者
アフリカ・アジア・ユース・ネスト(AAYN)の共同創設者として、アフリカとアジアのより良い未来を目指し、若者の活発なコミュニティを創出。また、2019年からはKambang Farms and Supplies, Ltd.でプロボノとして、北部ガーナの農村住民の生活の質向上に貢献。2021年4月より東京大学大学院工学系研究科の助教を務める。2016年に早稲田大学先進理工学部応用化学科を卒業し、東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻で博士課程を修了。
デイヴィッド・ポンデウ氏
アフリカ・ディアスポラ・ネットワークジャパン(ADNJ) 代表理事
ベナン共和国出身のデイビッド・ポンデウ氏は、アフリカ・ディアスポラ・ネットワーク・ジャパン(ADNJ)の代表兼創設者で、アフリカと日本のビジネスパートナーシップを促進。ADNJでは大阪アフリカビジネスフォーラムを主催し、「アフリカ・サムライ」でITトレーニングを提供。2017年からは株式会社パソナグループで淡路青少年連盟(AYF)フェローシップ・プログラムのビジネス・ディベロッパーとして活動中。
山岸成氏
合同会社Uzuri代表
アフリカの社会問題に焦点を当て、雇用機会の創出を目指す合同会社Uzuriの代表。アフリカのブランドと提携し、コラボ商品の輸入・販売・開発を手掛けている。現在、慶應義塾大学環境情報学部でマーケティングを専攻する4年生であり、ケニアで活動するNPO法人Ocean Soleとコラボ商品を開発中。小学生時代のケニア滞在が契機となり、2023年8月に同企業を設立。
ジェームズ・カバレベ氏
ルワンダ共和国外務省国務大臣 地域協力担当
防衛大臣をはじめ、ルワンダ共和国大統領の上級防衛・安全保障アドバイザー、ルワンダ国防軍参謀総長など、これまでさまざまな防衛関連の役職を歴任。
鈴木貴子氏
衆議院議員
自由民主党の衆議院議員で、北海道第7区から選出。2009年に日本放送協会(NHK)に入局し、2018年には防衛大臣政務官に就任(第4次安倍内閣)。2019年には自由民主党副幹事長に就任し、2021年には外務副大臣に二度就任(第一次・第二次岸田内閣)。2008年にカナダ・オンタリオ州トレント大学を国際政治経済専攻で卒業。
岩井睦雄氏
経済同友会筆頭副代表幹事
1983年に東京大学経済学部を卒業後、日本たばこ産業株式会社に入社し、経営企画や事業開発など多様な役職を歴任。2016年から2019年まで取締役副社長執行役員たばこ事業本部長を務め、2020年4月には経済同友会アフリカプロジェクトチーム委員長に就任。2022年3月より日本たばこ産業取締役会長に就任し、2024年には経済同友会筆頭副代表幹事に就任。
深澤陽一氏
外務大臣政務官
2000年5月に衆議院議員原田昇左右氏の秘書として勤務し、2005年3月に静岡市議会議員に当選(2期連続)、2011年4月には静岡県議会議員に当選(3期連続)。2020年には衆議院法務委員会委員および自民党女性局次長に就任し、2021年には第二次岸田内閣の厚生労働大臣政務官としても活躍。
山本 絹子氏
株式会社パソナグループ
取締役副社長執行役員
1979年に(現)南部エンタープライズに入社し、1990年に取締役大阪営業本部担当。2000年にはパソナの常務執行役員に就任。2005年に関西雇用創出機構の代表取締役社長、2007年にパソナで取締役専務執行役員、2012年にパソナふるさとインキュベーションの代表取締役社長を務めた。2015年から取締役専務執行役員事業開発本部長、2016年からニジゲンノモリの代表取締役社長、現在は取締役副社長執行役員事業開発本部長。
安藤直樹氏
国際協力機構(JICA)理事
2020年5月から2022年9月まで企画部長、2019年4月から2020年5月まで財務部長を歴任。2015年から2018年までインドネシア事務所長、2012年から2015年まで企画部次長。2006年から2009年までエチオピア副事務所長、2001年から2003年までエチオピア事務所駐在。1996年から1999年までザンビア事務所所員。1987年にJICA入構、京都大学とスタンフォード大学で修士課程を修了。
モデレーター
ウスビ・サコ氏
公益社団法2025年日本国際博覧会協会副会長
現在、2025年日本国際博覧会協会副会長兼グローバル・コミュニケーション・ディレクター、京都精華大学人間環境デザインプログラム教員。マリ共和国バマコ生まれ。高校卒業後、国の奨学金で中国に留学し、北京語言大学と南京東南大学で学士号取得。1991年に来日し、1999年に京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程を修了、博士(工学)。
お問い合わせ:
UNDP アフリカ局 TICAD連携専門官 近藤千華 chika.kondoh@undp.org